結婚して10年 子なし夫婦 遺言書は必要ない!?
今回のご相談者は、結婚して10年のとも子さん。夫婦に子どもはいません。
とも子さんは40歳まで独身。今でもバリバリ働くキャリアウーマンで、夫婦仲もとても良好です。
二人で築き上げた財産はお互いにすべて残したいと強く思っていました。
「お互いのことだから、お互いの話し合いで決めているんです!」と、とも子さん。
しかし、とも子さん夫婦はお互いに兄弟が3人!甥や姪もいます。
果たして・・・・・・お互いの話し合い、口約束だけで全財産を残すことができるのでしょうか?
子どものいない夫婦は、妻(または夫)が全財産を相続できない!?
子どものいない夫婦の場合、万が一お互いのどちらかにもしものことがあった時・・・
不動産や預貯金などの財産はどのように相続されるのかご存知でしょうか?
とも子さん夫妻のように「妻(または夫)が全財産を相続するものだ!」と思っていませんか?
実はそれはおおきな間違いなのです!!
子どもがいなくても妻(または夫)が全財産を相続できるわけではなく、両親が生きていれば両親が
相続人に加わります。両親がすでに他界していても兄弟姉妹がいればその方々が相続人に加わり、
さらに兄弟姉妹が他界している場合、なんと甥姪まで相続人に加わるのです。
仮に、両親や兄弟姉妹の相続人との仲も良く、「私たちは財産はいらないから全て相続してね」と
言われていたとしても、今度はその方々が相続放棄という面倒な手続きを行なわなくてはなりません。
子どもがいない夫婦には遺言書をお互いに残しておくことを提案
遺言書なんて・・・と全く考えていなかった、とも子さん夫妻でしたが、昨年購入したばかりの中古
マンションを所有していました。どちらかにもしものことがあっても、今の住まいだけは残したいとの
強いご希望があり、ともえみからのご提案通り、夫婦お互いに遺言書を残すことにしました。
遺言に年齢は関係ない!公正証書遺言のススメ
とも子さん夫妻は、失くした!偽造された!などの恐れがない【公正証書遺言】を残されました。
無事に手続きが完了し、ほっと一安心ですとおっしゃっていました。
結婚して10年、まだ50歳という若さで死んだあとのことを考えるのは随分早いような気もします
が、元気なうちに残しておくことをお勧めします。遺言を残すのに年齢は関係ありません。
残された大切な人を守るためには是非、公正証書遺言を!備えあれば憂いなしです!
とも子さん夫妻のように子どもがいない、もしくは財産は不動産だけという方。
下記のような方は必ず遺言書が必要です。
□相続人の一人と同居している人
□再婚されている人
□子どもがいない夫婦
□婚姻届を出していない夫婦
□財産が多い、または財産のうち不動産の割合が多い人
□相続人の一人に財産を多く残したい人
□相続人が3人以上いる、または行方不明者がいる人
まずは、お気軽にお電話ください。
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