息子が行方不明でお金を下ろせない?! 遺産分割と不在者財産管理人

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こんにちは!
司法書士事務所ともえみの内堀です。

もうすぐ9月だというのに、暑い日が続いています。
こまめな水分補給を忘れないでくださいね!

今日は、不在者財産管理人の実際にあった事例をご紹介します。

そのご家族は、お父さんが亡くなり、お母さんと息子さん2人が相続人でした。

お父さんの遺してくれた遺産は、ご自宅と預貯金2000万円。
高齢のお母さんが老後を過ごしていくには十分な遺産です。

ところが、お母さんが慌てて銀行にお金をおろしにいくと、口座が凍結されいて下ろせません。

どうしたものかと長男さんと二人でご相談に来られました。

「相続人全員で遺産分割協議書を作成すればすぐにお金は出せますよ。」とお話したところ
お二人ともがっかりされた様子。

詳しく聞いてみると、なんと!

次男が、リストラされたあと、連絡が取れないというのです。

お母さんは年金暮らしで、お父さんの残してくれた預貯金がないとこれからの生活が立ち行きません。

さあ、どうしましょう?

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この場合、次男はまだ40代と若かったので、ともえみでは「不在者財産管理人」を裁判所に選んでもらうことを提案しました。

選ばれた不在者財産管理人は、次男の代わりに遺産分割協議に参加します。
協議がまとまれば、お父さんの預金解約や不動産の名義変更もできるようになるのです。

早速、このご家族から「不在者財産管理人」を選ぶ手続きをご依頼いただきました。
遺産分割協議の内容の調整や家庭裁判所への申立てなどすべてともえみが代行し、
数か月後には、無事、相続手続きが完了しました。

お母さんはお父さんの残した預貯金を相続し、今まで通り自宅で穏やかに暮らしています。
次男の居所が見つかったら、不在者財産管理人より、次男の遺産の取り分も引き継がれると知り、ほっと一安心です。
〇行方不明の相続人がいて相続手続きをあきらめている方
〇連絡の取れない相続人がいてどうしたらいいのかわからない方
〇面識のない相続人がいて、自分から連絡をするのが不安な方

是非、一度ともえみに相談してください。
ともえみでは、不在者財産管理人の事例も豊富です。
豊富な事例をもとに、あなたの相続にぴったりのご提案をいたします!

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