長男の嫁のB子さんの悲劇~「懸命にお義母さんのお世話をしたのに」~夫の兄弟からの遺産の要求「家もお店も取られてしまう?!お金がない!」~

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みなさん、こんにちは。
暖かい日も多くなってきましたね。

さて、今日は B子さんからのご相談です。

【B子さんのご事情】

認知症のお義母さんの介護を一生懸命ました。
認知症のお義母さんの介護を一生懸命しました。

B子さん夫婦は、ご主人のお母さんと、自営業をしています。
家も同居で、1階が店舗、2階がお母さん、3階がB子さん家族の家です。
B子さんの子供たちは既に独立しています。
ご主人のお父さんは、10年前に他界しています。

B子さんはお嫁に来て以来、一生懸命に、自営業の手伝いをし、必死にお店を守ってきました。
ご主人には、姉が2人いますが、お嫁に出てるので、お店のことは一切手伝いません。
お母さんは、お父さんが他界してから、認知症の症状がでてきました。
B子さんは、お母さんの介護をしながら、お店の切り盛りもしてきました。
お母さんは、通帳を無くした!と大騒ぎすることが増えたので、B子さんは、やむなく、お母さんの通帳を預り、そこから介護費用やお母さんの食費を出していました。

そんな日が5年ほど続いた日、お母さんは肺炎で亡くなりました。
B子さんは万感の思いで、お母さんを見送りました。

ところが、思いもよらないことが起こりました!

 

【B子さんに降りかかった災難】

せっかくしてきたお店を守りたいけれど・・・
せっかくしてきたお店を守りたいけれど・・・

 

 

葬儀が終わるや否や、ご主人の姉たちから、こんなことを言われたのです!
「あなたたちが住んでいる家とお店は、亡父の名義だ。
家はあなたたちにあげるから、その代わり、私たちの持分をお金で払ってほしい。」
「亡母の通帳を見たが、高齢の母が使うには多すぎるお金が毎月、引出されている。
あなたたちが、使い込んだ分を返しなさい」

懸命にお店を守り、お母さんの介護をしてきたB子さんには、あまりにひどい仕打ちです!

B子さんは、あわてて、ともえみにご相談に来られました。
しかし、亡母には遺言書もありません。
姉たちのいうことも、違法ではありません。
B子さん夫婦は、家を守る代わりに、姉たちに多額の金額を支払わなければならなくとの見通しをお伝えしました。

B子さんは愕然としました。
こんなことになる前に、B子さん夫婦が出来ることはなかったのでしょうか?!

 

 

【B子さんの誤算】

B子さんの大誤算!!!
B子さんの大誤算!!!

 

B子さん夫婦は、
「私達が、懸命に店と両親を守ってることを、姉たちもわかってるから、遺産は当然に私達に譲ってくれるだろう」と、タカをくくっていました。

ところが、姉たちはこんな風に思っていました。
「私達は、お嫁に出て、共働きをして、家のローンを払い、苦労している。
それなのに、弟は、仕事も家も両親から与えてもらって、楽をしている!」

どちらの言い分もわかりますし、間違っていないと思います。
では、B子さん夫婦が、お店を守りながら、今後も安心して暮らしていくためには、どのような自衛策があったのでしょうか。
【対策をしておけば・・・】

B子さんはどんな対策が出来たのでしょうか?
B子さんはどんな対策が出来たのでしょうか?

自衛策の一例として、次のようなものが考えられるのではないでしょうか。

① 父が、元気なうちに遺言を書いておいてもらう。

父の遺産のうち、お店と家を、B子さんのご主人に譲り渡してもらいます。
そうすれば、お店も続けられますし、住まいを失うこともありません。
また、不公平にならない様に、預金は姉たちと3等分にしてもらいます。

② 母に後見人を選任する。

母に、認知症の症状が出た時に、裁判所に、母の後見人を選んでもらいます。
そうすれば、母の金銭管理は後見人がしてくれますし、裁判所もチェックしてくれます。
B子さんが「使い込んだ!」と疑われることはありません。

 

 

【生前対策が必要な人は、どんな人?】

 

・両親と一緒に事業をされている方
・両親と同居している方
・先祖代々の田畑を守っていく方
・両親の介護をしている方
・両親の金銭管理をしている方
家族では、なかなか話しにくい事柄かもしれません。
けれど、対策をしておくことで、防げる紛争がたくさんあります。

自分からは話にくいという方は、ご両親と一緒にともえみにいらっしゃて下さい。
ご事情を丁寧にお伺いし、お客様お一人お一人にあったご提案を致します。

どうぞ、お気軽にお越しください。

 

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