親が介護施設に入っています。家族信託はできますか?

親が介護施設に入っていますが、家族信託はできますか?

はい。家族信託できます。

介護施設に入っている親も家族信託はできるか?

信託契約は、「契約」ですから、
契約当事者がその意味や法的効果をきちんと理解していないと、
有効に締結することはできません。

つまり、委託者である親に、
ある程度の正常な判断能力がないと、契約は有効になりません。

しかし、介護施設に入所している=判断能力がない
ということでもありません。

介護施設に入居されている場合でも、
ある程度の判断能力があれば、
家族信託契約は有効に締結することができると言えます。

介護施設に入っている親が、家族信託できるか5つのチェックポイント

下記の5つの点をチェックしてみましょう。

  • ①自分自身のことが分かる
  • ②誰に財産を託すかが分かる
  • ③どの財産を託すかが分かる
  • ④どんな目的で託すかが分かる
  • ⑤家族信託の大まかな仕組みやメリットがわかる

    ①そもそも、自分のことが分からなくなってしまっている場合は、契約は難しいと考えます。

    ②また、「誰に託すか」の点で、子どものことが分からなくなっている場合も難しいでしょう。

    ③どの財産を託すかについては、自宅、◎◎町の収益マンション、◎◎の株など
    概要が分かれば、地番や地積などスラスラ暗記している必要はありません。

    ④どんな目的か、⑤家族信託の大まかな仕組みやメリットについても、
    理解をしていただく必要がありますが、
    「信託法とは」や、「受託者」や「受益権」などの
    「法律用語」について正確に理解している必要はないと考えます。

    子ども世代でも「法律用語」を
    正しく理解できている人は少ないでしょうし、
    それらを分かりやすく読み解き解説するのが
    私たち法律専門職の役割です。

    また、「どんな目的で」「どんなメリットが」については、
    委託者である親御さんが安心して暮らせるための目的とメリットがない場合は
    「家族信託」とは言えませんので、
    その点については、私どもからしっかり説明をさせていただいております。

    介護施設に入っている親と家族信託する場合の注意点

    以上のとおり、
    介護施設に入居している=家族信託できないとは言えません。

    しかしながら、介護施設に入居されている場合、
    体調の変化や判断能力の衰えが、突然起こる場合も多いです。

    今日できたことが、来週できるとは限らない。
    そんな中、家族信託ができるか、できないかを悩んで、
    不安な毎日を過ごされすのは、もったいないですね。

    一日一日を大切に、笑顔で過ごすためにも

    一刻も早く、家族信託の専門家に相談をするべきです。

    また、「介護施設に入居している親の判断能力が低下して、結局家族信託できなかった」
    という結果を防ぐためにも、

    家族信託の設計~実行までスムーズに行えるだけの

    実績のある事務所にご相談されるのが良いかと思います。

    大阪にお住いの方は、ぜひ
       ともえみの無料相談にお越しください。

     

    不安な毎日を安心に変える

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    山口良里子

    この記事を書いた人

    山口良里子

    司法書士事務所ともえみ 代表司法書士 
    1999年司法書士試験合格。
    家族信託・後見・遺言・おひとりさま支援・生前贈与・遺産整理などの制度を駆使し、お客様とそのご家族の「安心な老後」と「幸せな相続」を実現する高齢者支援専門の司法書士。
    相談実績は、1300件超。2009年大阪市きらめき企業賞受賞。

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